スノーピークのランドブリーズプロ4は、4〜6人用のファミリー向けテント。
従来のアイテムよりも防水性・耐久性が格段に上がり、価格設定はやや高めであるものの「コスパの良いテント」として知られています。
アメニティドームMと迷った結果、ランドブリーズプロ4を購入したのでレビューしていこうと思います!
- ランドブリーズPro.4の性能を知りたい方
- 他のテントと比較して購入を迷っている方
- 実際のユーザーの口コミや感想を知りたい方
このようなキャンパーさんの参考になれば幸いです。
スノーピークの「Pro.」ラインとは?
プロラインについて
snowpeakには、3つのスペックに分かれたアイテムラインが存在しています。
- エントリーライン:初心者向け。比較的価格が安く、購入しやすい人気商品。
- スタンダードライン:snowpeakの標準ライン。
- プロライン:性能を重視するキャンパーへ向けたライン。
このうち、アメニティドームはエントリーライン、ランドブリーズProはプロラインに該当します。
季節を問わず一年中快適に使えるプロラインは、より性能を重視するヘビーキャンパーにもおすすめのカテゴリーです。
スタンダードライン以下でも季節を問わず使用可能ですが、それに輪をかけて耐久性を高め、より長い年月の使用に耐えうる商品が揃っています。
(引用:ハピキャン!-スノーピーク「ランドブリーズPro.」を徹底解説)
snowpeak製品は元々かなり高品質ですが、その中でもよりスペックが高いのがランドブリーズPro…ということですね!
サイズ展開について
ランドブリーズPro.シリーズは、2022年11月現在で3サイズ展開となっています。
- ランドブリーズPro.1:1〜2人用
- ランドブリーズPro.3:3〜4人用
- ランドブリーズPro.4:4〜6人用
我が家は3人家族なのでPro3と迷ったのですが、猫を連れていくことがあること・ファミリーキャンプよりもグループキャンプの方が頻度が高いことから大きめのサイズをチョイスしました。
ランドブリーズプロ4を使ってみた感想
私がランドブリーズプロ4を使ってみた感想は、以下の5つです。
- 内部が円形でゆとりがある
- ある程度の高さがあるので圧迫感が少なめ
- 防水性・耐久性が高くて安心
- とにかく通気性が抜群
- 前室スペースがちょうど良い広さ
さすがスノーピーク!と言いたくなるようなテントです。
①内部が円形でゆとりがある
ランドブリーズプロ4は、内部が正方形ではなく八角形であり、やや円形に近い形をしています。
対応人数は4〜6人なので、内部はかなりゆったりとした作りです。
2人分のシュラフを並べた時
4人分のシュラフを並べた時
4人で寝ても、頭側・足側にゆとりがあるので圧迫感はあまりありません。
大人6人はきついかもしれませんが、子どもを含むファミリーであれば6人は余裕そうですね。
②ある程度の高さがあるので圧迫感が少なめ
テント内部の天井高は、内寸で約165cm。167cmの私もストレスなくテント内を移動することができます!
従来の製品であるランドブリーズ6と比較すると、3cm高くなっているようです。
- アメニティドームM:150cm
- ランドブリーズ6:162cm
- ランドブリーズPro.3:145cm
- ランドブリーズPro.4:165cm
テントの中で過ごす時間の大半は睡眠時間だと思いますが、圧迫感なく過ごせるのは嬉しいポイントですね。
入り口自体も広めに設計されているので、子どもや猫を抱っこしていても快適に出入りすることができました。
③防水性・耐久性が高くて安心
ランドブリーズPro.は従来のランドブリーズを改良したアイテムであるため、以前よりも製品スペックが上がっているというのも大きな魅力です。
- リップストップ生地
…強度が高く太い糸・複数に撚った糸などを格子状に織り込み強度を上げた生地。ほつれにくい、破れにくいという特徴がある。 - PUコーティング
…生地に伸縮性・防水性を持たせる加工。 - テフロン撥水加工
…防汚性・撥水性・撥油性が高い加工。アウトドア製品から、フライパンなどの調理器具など幅広い商品で利用されている。 - UVカット加工
…生地にダメージを与える紫外線をカットする加工。 - 300Dポリエステルオックス
…耐摩擦性・速乾性・耐候性があるポリエステルを使用し、「オックス」という製法(丈夫で通気性が高い織り方)で作られた生地。
300デニールの太く丈夫な糸が使用されている。
アウトドアアイテムで最重視されるポイントである耐久性・防水性がかなり高い素材を組み合わせて作られているということが分かるかと思います。
プロラインの製品は高い!と思われがちですが、素材や耐用年数のことを考えると妥当…というよりもかなりコスパが良いと言えるかもしれませんね!
④とにかく通気性が抜群
ランドブリーズProシリーズは、通気性の面で見ても優れています。
- メッシュ部分がとにかく多い
- インナーテントとフライシートにベンチレーターが追加された
- スカートを廃止としたことでより通気性がUP
このように、通気性の良さに重点を置いているためテント内部に空気がこもりにくく過ごしやすい環境が整うのですね。
メッシュ部分
ベンチレーター部分
ベンチレーター機能は、最初見た時驚きました。
通気性が良い=撤収時の乾燥も早いのは嬉しいですね!
⑤前室スペースがちょうど良い広さ
前室は広すぎず狭すぎず、夜寝る前にササっと荷物を収納するのに丁度良いサイズ感です。
家族分の靴+夜間の間にしまっておきたいちょっとした荷物が余裕で入って、しっかりと通路も確保できる広さがあります!
前室を閉めるとこんな感じになります。
本体以外に揃えておきたいアイテムについて
ランドブリーズPro.4はもちろん本体のみでも利用できますが、より長く快適に使うために以下のアイテムも揃えて使うのがおすすめです。
- グランドシート
- インナーマット
- ペグ(ソリッドステーク)
特にグランドシートとインナーマットは、テントの傷みを防ぎ寿命を長くするためにもほぼ必須のアイテムです!
必ずしも純正である必要はないと思いますので、予算や優先度を考えつつ揃えられると良いですね。
グランドシート
グランドシートは純正品が1万円程度で販売されていますが、我が家は2,000円以下で買ったシートを代用しています。
外に敷くものなので、なんでも良いかな?と思いこちらをチョイス。
今のところ不都合はないので、このまま使い続けると思います!
ただし冒頭でも触れた通り、ランドブリーズProの底面は正方形ではありません。
グランドシートがテントの底面からはみ出ないようにするためには、切ったり折ったり…の手間がかかる点は注意しておきましょう。
我が家は12畳用のシートを買いましたが、結果的にこれの半分の大きさで間に合ったので半分に切っています。
インナーマット
インナーマットは正規品を利用しています。
代用品を探したのですが、サイズと形の関係でなかなか良いものが見つからずに諦めました…。
個人的に、インナーマットは正規品がおすすめです。
マットの厚みもしっかりしていて形もぴったりなので、ストレスなく使うことができます!
難点なのが、少し大きくて嵩張ること。
畳むとかなり厚みが出るため、車の積載量がギリギリな方は注意が必要かもしれません。
ペグ(ソリッドステーク)
テント用のペグはソリッドステークに買い替えました。
というのも、ランドブリーズProに付属しているペグが細くて心もとないと感じたからです。
地盤が柔らかめのサイトなら、付属のペグで問題ないと思います!
私がよく利用するキャンプ場は地面が結構硬めなので、念には念を入れてより強いペグを使っている感じです。
ランドブリーズProに限らず、どんな地盤でも使えるような頑丈なペグを持っておくと安心ですね。
ランドブリーズプロ4の気になる点
ランドブリーズプロ4で気になったのは、
- 価格が高い
- 在庫が少なくすぐに手に入らないことも
という2点です。
機能面での不満は今の所ないのですが、この2点に関しても私が感じたことをご紹介します。
①価格が高い
ランドブリーズPro.4の価格は税込11万円となっています。
正直、テントにここまでの金額を出すか…?と迷いますよね。
スペックやサイズを考えると高めな値段設定になるのは仕方ないのですが、もう少し安ければ買いやすいのに…というのが正直なところです。
②在庫が少なくすぐに手に入らないことも
ランドブリーズプロシリーズは、全体的に品数が薄めで公式サイトでも品切れ表示が目立ちます。
このブログを執筆している2022年11月現在も、公式サイトでは在庫なし表示となっています。
アウトドアショップの店舗にもないことが多いようで…店頭で出会えたらラッキーです!
リニューアルしたランドブリーズPro4.は『コスパ抜群』のテント!
今回はランドブリーズPro.4の特徴・実際に使ってみた感想などをご紹介しました。
価格は多少高めではありますが、それを上回る高機能さ&使い勝手の良さで、かなり満足度の高いテントだと感じています。
どのテントを買おうか迷っている方は、まずsnowpeakの店舗に足を運んで店員さんに相談してみてくださいね。