「使いやすい大きさ」「キャンプにピッタリで写真映えもする!」と人気のアルパカストーブ。
キャンプ用のストーブを探していてアルパカストーブに辿り着き、気になっている…という方も多いのではないでしょうか。
アルパカストーブの存在を知って「これだ!」と感じですぐ購入し、それから3年間愛用しています。
今回の記事では、韓国製の人気ストーブ「アルパカストーブ」について、
- アルパカストーブの種類と違い・特徴
- アルパカストーブの選び方
- メリットと注意点
- 室内では使用できないの?
などについて、愛用者目線で徹底的にレビューしていきたいと思います!
アルパカストーブの種類と定価は?
「アルパカストーブ」と検索すると、いくつか候補が出てきますよね。
どれを選べば良いのか迷ってしまう方も多いはず…。
そこで、まずはアルパカストーブの種類とその違いをご紹介します!
- TS-77A
- アルパカストーブプラス TS-77NC
- 【日本向けモデル】NEWアルパカストーブ TS-77JS-C
…1番よく見かけるタイプ。日本の安全基準を満たした安全な日本向けモデルです。
NEWアルパカストーブコンパクト TS-77JS-C
日本の安全基準を満たすように作られたストーブ。自動消火機能がついており、日本のJHIAも取得しているため安心して利用することができます。
日本向けに一番最初に出されたモデル!
韓国製ですが説明書・注意書きシールともに日本語なので安心ですね。
タンク容量 | 3.7L |
燃料持続時間 | 約10時間 |
製品重量 | 約6.6kg |
自動消火機能 | あり |
JHIAマーク | あり |
アルパカストーブプラス TS-77NC
アルパカストーブプラスは、2022年末に発表された1番新しいモデルです!
タンク容量 | 3.7L |
燃料持続時間 | 約10時間 |
製品重量 | 約6.6kg |
自動消火機能 | あり |
JHIAマーク | あり |
TS-77JS-Cと比較してもぱっと見はあまり変わらないように感じますが、細部19ヶ所に改良点があるようです。
<2022年モデルの改良点>
1)上板:今までのホウロウ→セラミックコーティングによりルックス及び耐久性強化
2)運搬取っ手:耐久性強化
3)燃焼筒:精度改良
4)燃焼部4カ所(カバー/ピニオンギア/しん管/逆火防止装置):精度及び安全性向上
5)自動消火装置4か所(カバー/感振装置):外観及び作動精密度、機能性向上
6)油タンク3カ所:内部構造改良及び加工方法改善による安全性、耐久性向上
7)置台:デザイン変更によるメンテナンス性及び耐久性向上
8)その他3か所(油量計/調節つまみ/安全ガードリング):製品精度改良による、耐久性及び機能性向上
9)梱包仕様:パルプモールド採用による安全性向上改善改良箇所合計 19カ所
(引用:アルパカストーブプラス)
これを見ると、改良点は主に機能性・安全性の向上がメインであるようですね。
アルパカストーブ TS-77A
従来のTS-77がモデルチェンジしたタイプ。製造元・韓国仕様のアイテムとなっているため、説明書・本体貼付シールともに韓国語表記になっているため注意。
TS-77JS-Cと見た目は似ていますが別物です!
タンク容量 | 3.7L |
燃料持続時間 | 約10時間 |
製品重量 | 約5.0kg |
自動消火機能 | あり |
JHISマーク | なし |
アルパカストーブのメリット
私はNEWアルパカストーブを保有していますので、こちらについてのメリットをご紹介していきます。
NEWアルパカストーブとアルパカストーブプラスはサイズ感や使い勝手、給油可能油量、重さなどは余り変わりません。購入の際はぜひ参考にしてみてください!
①コンパクトで移動や持ち運びがしやすい
1番の魅力は、何と言っても持ち運びのしやすさ。
背も低く、石油ストーブの中ではかなりコンパクトなサイズ感であると言えます。
キャンプ然り、室内然り、女性でも持ち運びしやすい大きさと重さなのは嬉しいです!
②専用収納ケースがあり、移動・保管時も安心
アルパカストーブには専用ケースがあります。(本体とセット売りになっているものもありますが、別売りでも購入可能)
しっかりした作りで2パターンの持ち手もついていますので、キャンプの運搬の際もかなり重宝します!
シーズンオフの時もケースに入れておけば、埃を被ることなく綺麗なまま保管することが可能。
私は購入時、ケースって必要?と思っていたですが…3年使ってみた結論、ケースもあったほうが絶対良いです!
③円形なので360度暖かい
後ろに反射板がついているストーブだと「前は暖かいけど、横や後ろにいる人は寒い…」ということも。
反面、アルパカストーブは円形なので360度全体を温めることが可能です!
どこからも温まることができる、というのは秋冬のキャンプでとにかく重宝します。
↓こんな感じでテーブルの中に入れれば、どこに座っても暖を取ることができます。
【画像のテーブルはこちら】
また、一点方向集中で温めたい!という場合はこのような反射板を使ってもOKです。
「全方向温められるストーブ」って、想像以上に使い勝手が良いです。
④調理にも使える!
ストーブの天板の部分は熱くなるので、
- 湯沸かし
- 湯たんぽのあたため
- お鍋を置いて調理
などに活用することもできます。
公式で推奨されているわけではありません。吹きこぼれや焦げ付きがトラブルの原因になる可能性もあるので、自己責任で使用前・使用後のケアもしっかりすることをお勧めします。
冬キャンプでストーブを囲みながらお鍋をすると…みんな手が届きやすいですし、火力も十分!
別でバーナーを出す必要がないので場所の節約にもなるし、最高です。
⑤燃費が良い
NEWアルパカストーブコンパクト・アルパカストーブプラスの給油可能油量は3.7L。
これで約10時間燃焼し続けてくれるので、1時間あたりの使用燃料はわずか0.37Lです。
灯油が1Lあたり100円とすると…アルパカストーブへ1回満タン給油するのにかかるお金は370円。そして1時間あたり37円で暖が取れるということですね!
2022年末から電気代が一気に高騰していますので、コスパの良さを考えるとアルパカストーブはかなり強いと言えます。
⑥緊急時の消火の安全装置付き/JHIAマーク有で安心
NEWアルパカストーブコンパクト・アルパカストーブプラスは日本燃焼機器検査協会(JHIA)という日本の安全基準クリアの認証を取得しています。
従来の韓国国内向けのアルパカストーブにはなかった高い安全性能が備わっているので、安心して利用することができますね。
本体に衝撃が加わると緊急消火レバーが落ち、自動的に火が消えます。
万が一地震などによる転倒が起きても、安心感が違います!
⑦ガラス筒や芯の交換ができるので、長く使える
アルパカストーブのガラス筒・芯は交換が可能。別売りでネットから購入することができるので、万が一破損してしまった時も交換して長く使うことが可能です!
アルパカストーブの注意点
魅力たっぷりのアルパカストーブですが、購入・利用する前に知っておいてほしい注意点も存在します。
ここでは私が実際に使って感じた注意点を2つご紹介します。
①ガラス筒が割れやすいので、取り扱いは丁寧に!
我が家のアルパカストーブは3年目でまだ一度も破損がありませんが、周りのアルパカストーブ利用者からは「中央のガラス筒をぶつけたら割れてしまった」という声が。
持ち運びの時にガラス筒が中の反射板に触れてしまうため、どうしても割れやすくなってしまうようです…。
ケースがあるとは言え、大きく揺らしたり落としたりするとガラスが破損する可能性が高いです。移動の際は注意しましょう。
②人によっては、3.7Lの油量は少なめ
コンパクトであるがゆえ、人によっては3.7Lという油量は少なく感じることもあるようです。特に、冬キャンプに持って行く時は予備燃料が必須!
極寒の冬キャンプでは、火が落ちる前から焚き火やストーブで暖をとり始めますよね。
火力MAXの状態でずっと使い続けると…夜の分の燃料は間に合っても、深夜帯や明け方の燃料がない!となってしまうことも…。
コンパクトで使いやすいアルパカストーブですが、初めてアウトドアで使う時は灯油を多めに持って行くことをお勧めします。
アルパカストーブは家の中で使っても大丈夫?
アルパカストーブは「室内利用不可」と記載があるものもありますが、我が家では使い方に気をつけつつ室内でも利用しています。
加湿もできるので一石二鳥。これで電気代がグッと下がりました!
- 室内で利用する際は周囲のものや換気に気を配り、必ず自己責任でお願いします。
逆にアルパカストーブプラスは室内での利用を想定して作られているようですので、安心して利用できそうですね!
屋外で使用できますか?
屋内での使用を想定して設計しているため、事故や故障の原因に繋がる恐れがございます。
(引用:アルパカストーブプラス-よくある質問)
まとめ
アルパカストーブはキャンパーを中心に密かに人気を集めていましたが、最近になって一気に知名度が上がってきていますね。
これまでになかったちょうど良いサイズの石油ストーブは、一度使ったら手放せなくなること間違いなし!
ネット上だけでなくホームセンターなどで売っていることもありますので、気になっている方はぜひ店頭を探してみてくださいね。