普段暖房はエアコンしか使わない!という家庭だと「部屋の中でストーブを使っても大丈夫なの?」と不安に感じる方も少なくないと思います。
特にここ数年で建てられた住宅であれば高気密化が進んでいるため、色々と心配なことがありますよね。
我が家がまさにこの状態でした。
でも、この冬から部屋の中でストーブを使い始めてみた結果…もう手放せなくなるくらい最高!と感じています。
そこで本記事では、キャンプ用に購入したアルパカストーブをリビングで使ってみた感想・注意点や電気代の比較などをご紹介していこうと思います!
アルパカストーブの中には「屋内使用禁止」となっているものもあります。使用の際は必ず自己責任で、頻繁に換気を行うなどの配慮をしながらお願いします。
家の中でアルパカストーブを使ってみた!
我が家の利用条件は以下の通り。
- 高気密高断熱住宅
- 太陽光発電していない夜の時間帯をメインに使用
エアコンとストーブを併用して、いかに電気代・灯油代を節約しつつ快適に過ごすかを考えながら利用しています。
発電しているときは極力エアコン暖房で。
雨の日や夜間は、短時間のストーブ利用で一気に室温を上げる作戦!
元々キャンプ兼非常用に買ったストーブですが…せっかく持っているからにはしっかり活用していこうと思います!
リビング(24畳)
我が家のリビングは24畳。最近の住宅で一番多いリビングの広さは18〜20畳くらいであるようなので、ひと回りくらい大きめなサイズですが…
24畳でも、10〜20分くらいで部屋中がかなり温かくなるくらいのパワーがあります!
朝方5時くらいから30分〜1時間ほどつけて、明るくなってきたら消しています。消した後もしばらく部屋の中は暖かいまま!
午後になると室温が下がってくるので、その前に太陽光パネルの自家発電を利用してエアコン暖房をつけます。
洗面脱衣場+浴室(3畳+2畳)
我が家は浴室暖房をつけていないため、ずっとセラミックヒーターで脱衣室を温めていたのですが…これが全く温まらない割に、電気代ばっかりかさむという…。
そこで、お風呂に入る15分前から脱衣場でアルパカストーブをつけてみることにしました。
脱衣場の広さは3畳。浴室は約2畳ですので合わせて5畳ほどのこの空間は、15分もつけているとびっくりするくらい温かくなります。
1月中に確認したところ、15分で11度→24度まで室温が上がっていました。
ついでにこのタイミングで、夜寝室で使うためのマルカの湯たんぽを温めています。
寝室(8畳)
お風呂から出た後は、アルパカストーブをそのまま寝室へ移動。ここで15分ほど部屋のあたため&加湿をし、ストーブを消してから就寝します。
目を離すことになってしまうので少し危ないかな?と感じていますが、その間は寝室においているベビーモニターでストーブを監視しています。
火災報知器は反応しない?
火災報知器は現状、反応したことはありません!
ですが、不完全燃焼による煙が多く出てしまうと反応してしまう可能性も。
高気密高断熱住宅だと気になるポイントだと思いますので、特に点火・消火時の煙の量には注意し、必要時には換気をしっかりとするようにしましょう。
家の中でアルパカストーブを使った感想とメリット
我が家は2022年12月の頭から家の中でアルパカストーブを利用し始めたのですが、実際に1ヶ月以上使ってみて感じたアルパカストーブのメリットをお話していこうと思います。
①コンパクトでどこでも持ち運びできる
1つ目のメリットは、コンパクトでどこでも気軽に持ち運べるという点。
アルパカストーブは他の石油ストーブと比較すると小さめで、扱いやすいサイズとなっています。
これ以上小さいサイズだと、燃料が灯油ではなくガスになってしまいます!
私のようにいろんな場所に動かしたい人にとっては、サイズの小さな灯油ストーブはかなり重宝しますね。
②部屋の中がすぐに温まる
部屋を温めるスピードは広さに左右されますが、確実に言えるのは「電気を使う暖房よりも暖まりが早い」ということ。
特に寝室や脱衣所、お風呂など狭いところでは本当に一瞬で暖かくなります…。
しかも、エアコン暖房の時のような乾燥する感じがなくポカポカと身体の芯から温まる心地良い感覚。一度部屋の中で使うと、病みつきになると思います。
③上に湯たんぽややかんを置いて同時に湯沸かし・加湿も!
アルパカストーブの上に水を入れたやかんを置けば、同時に加湿をすることも可能。
沸かしたお湯の水蒸気で加湿されるため部屋の温まりも早くなりますし、湿度があることで体感温度も上がるので一石二鳥です。
同様に直火OKな湯たんぽを温めることもできます。
直火OK湯たんぽの詳細はこちら!
④電気代の大幅節約になる
使用時間にもよるかと思いますが、上で紹介した我が家のような使い方をしていると電気代がかなり節約できることが分かりました!
参考までに、2021年と2022年の電気代を比較してみます。
2021年12月の電気代
2022年は電気代が高騰したため、使用量が同じでも2021年の1.5倍〜2倍近くの料金になっている方が多いです。
この計算でいくと我が家は2022年、1,100kWhの6万円弱のはず…。
しかし!アルパカストーブを導入したことでなんと…!
2022年12月の電気代
なんと400kWh・19,000円台に収まりました。
6万円を覚悟していたのに、2万円を切りました。冬の暖房費、恐るべし!
去年と変わったことは「何も考えずにエアコンをつけっぱなしにすることを辞めた」だけ。暖房費を意識するだけでここまで変わるのであれば、石油ストーブは経済的にもメリットが大きいと言えますね!
⑤灯油代はかなり安い
「電気代が下がっているなら、灯油代は上がっているでしょ?」思われがちですが…
以外にも、12月1ヶ月の灯油代は3,000円以下でした!
冒頭で書いたように、
- 必要な時だけつける
- 同時に加湿をして体感温度を上げる
- 太陽光発電中はエアコン優先にするなどでうまく併用
この方法で「ストーブをつけっぱなしにする」ことも無くなりましたので、灯油の減りはかなり遅いです。
目安として、1回2.8L給油したらそれが4〜5日は持つ感じです。
今後灯油価格が上がっていく可能性もありますが、現状では電気代より灯油代の方が安いと感じています。
電気代・灯油代に変わりがあればまた追記していこうと思います!
家の中でアルパカストーブを使う時の注意点
アルパカストーブに限ったことではないのですが、家の中で石油ストーブを使うときは以下の点に注意する必要があります。
- 燃えそうなものは十分離す
- 子どもの手の届かないところに配置し、目を離さない
- 二酸化炭素中毒に注意!
エアコンと違い火を使う暖房器具なので、この3点には十分注意しましょう!
我が家はストーブガードを使っていない代わりに、ストーブをつけているタイミングで脱衣所・寝室に子どもを入れないよう、常に監視して気を配っています。
石油ストーブは快適さ&節電効果アリの最強アイテム
オール電化住宅が増えていますが、やっぱり火・ガス・石油系の暖房はエアコンとは段違いの暖かさ&快適さです。
とくに電気代が高騰してきてしまった今、家の中でも石油ストーブを併用して暖をとるのは電気代節約効果もありますし、使い方さえ気をつければ室内で使っても大丈夫そうです。
今すでにアルパカストーブを持っている方も、これから購入を検討している方も、買ったからにはしっかりと有効活用していきましょう!
アルパカストーブの中には「屋内使用禁止」となっているものもあります。使用の際は必ず自己責任で、頻繁に換気を行うなどの配慮をしながらお願いします。