モクモクの煙で食べ物を燻す「燻製」は、キャンプならではの醍醐味とされていますよね。
しかし実は、燻製は自宅でも簡単に作ることができるんです。

今回私は庭で作りましたが、煙が出るのは10〜15分程度!
場所にもよりますが、長時間煙が出るわけではないので自宅でも作ることができます。
我が家は片隣にしか家がないので、風向きを考えつつ迷惑にならない時間帯にサッとやりました。
近隣住民に配慮しながら、洗濯物を干されている時間帯などを避けてチャレンジしましょう。
手軽にできる「温燻」が1番おすすめ!
燻製には、大きく分けて以下の3つの種類があります。
- 熱燻:90℃以上で30分間くらい。短時間でできるので自宅での燻製作りにピッタリ!
- 温燻:30〜80℃くらいで2〜5時間。最も一般的な方法だが、煙の量が多いので自宅で作るのには向かない。
- 冷燻:15〜20℃で数日。夏には不向きで、かつ初心者には難しい。
この中で初心者さんに1番おすすめなのが熱燻。
しっかりとした器材や管理も不要な上に30分もあれば作れてしまうため、自宅での燻製デビューにはピッタリの方法です。



今回の記事で紹介していくのも熱燻です!
時間をかけずに美味しい燻製ができるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
準備するもの
今回100円ショップで購入したものは、以下の3つです。
.png)
.png)
- 直火OKのアルミ鍋(2枚入り)
- スモークチップ
- 高さ出し用の網
このほかに、熱源(私の場合はカセットコンロ)が必要です。
また、蓋に乗せる重り(熱に強いもの)、食品乾燥ネットもあると便利でした。
家にあったものを除くと、3点購入・330円で揃いました!
燻製器は安いものでも3,000円代からなので、それを考えると1/10以下です。
とりあえず安く試してみたい…という方にはピッタリですね。



私はセリアで購入しましたが、探せばダイソーなど別の100円ショップでも入手できると思います。
燻製初心者におすすめの材料4選
初めて燻製を作る場合、おすすめなのは卵・ソーセージ・チーズ・ベーコンの4種類です。
- たまご:茹でて殻を剥き、醤油や麺つゆに1〜2晩漬ける
- ソーセージ:キッチンペーパーで水気を切り、乾燥させる
- ベーコン:食べやすい大きさに切ってキッチンペーパーで水気を切り、乾燥させる
- チーズ:アルミ箔を剥く(下の面のみ付けたまま)。全部剥いてアルミ箔の上に置いてもOK。少し乾燥させておく
基本的に燻製には、味がしっかりついているもの・表面が乾いているものが向いています。
乾燥しているものが向いている理由は、濡れたままの食材を煙で燻すと「えぐみ」「苦味」が出るから。



食品ネットで乾かしても良いし、夏の暑い時期はラップをせずに一晩冷蔵庫に入れておくでもOKです!
燻製の作り方
では、早速燻製作りの流れをレポートしていきます!
①材料の下準備をする
上でご紹介した方法で材料の下準備をします。




網の上に並べ、食品乾燥ネットで2〜3時間外の風に晒しました。
②燻製器をセット
食品が乾燥したら、燻製器のセットをします。
アルミ鍋にこんな感じで網がセットできることを確認しましょう。


下にチップが入るので、上から1/3〜半分まで行かないくらいの位置で止まるのが望ましいです。


網のサイズが確認できたらこんな感じでチップを入れ(もう少し中心に集めても良いかも)、再度網を載せます。
③食材を並べ、火をつける
食材を並べたら蓋をして、いよいよ火をつけて燻していきます!





上の画像では蓋を開けていますが、皆さんは蓋をしたままで火をつけてくださいね!
④煙がしっかりと出てきたら、火を止めてしばらく燻す
蓋と蓋の間に少し隙間があるので、そこから煙がしっかりと出てきたら火を止めます。


チップへの火の点き方が不十分だと、火を止めた後にチップの火も一緒に消えてしまうことが!
白い煙がしっかりとモクモク上がってから火を止めるようにしましょう。
⑤煙がでなくなったら数分放置。その後風を当てて完成!
火を止めて10〜15分もするとチップが燃え尽き、煙は出てこなくなります。この状態で5分程度放置し、煙で食材全体をしっかりと燻します。
そして開けてみると…





美味しそうな燻製が完成しました!!
燻した直後は少し苦味がある状態なので、数分程度風に晒してから食べるのがおすすめです。
庭キャンで「燻製」は最高!
今回は、100均アイテムで簡単に燻製を作る方法をご紹介しました。
「煙がたくさん出るから、燻製はキャンプ場でしかできない…」と思っていましたが、実際やってみるとそんなことはありません!
周囲の迷惑にならないよう配慮しながら、ぜひ皆さんも庭キャン燻製にチャレンジしてみてくださいね。